来国光(初代)

来国光は、鎌倉末期、「来派」の刀工である。来国俊の子といわれてはいるが、国俊の弟、もしくは孫。

または、「来国秀」の子などの諸説がある。作刀期間に関しても刻銘によると「正和二年」(1313年)から「貞治二年」(1363年)の50年に亘るため「初代来国光」、「二代来国光」の存在が有力視されている。その移行期は、作風の変化から建武年間と推定されている。

「初代来国光」の作風を一言でいえば多種多様な作風であるといえる。通常、刀工は作刀のさい、己の得意を前面に押し出して作刀するものであるが、「初代来国光」は、ひとつの様式に拘らず多彩な刀剣を製作している。刀身の身幅も広い身幅も狭い身幅もあり、刃文も直刃もあれば乱刃もある。

作刀依頼者の趣味趣向に合わせて作刀できる融通無碍な名工であったといえるのかもしれない。代表作は、国宝「短刀 銘 来国光」(名物有楽来国光)

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