鬼丸国綱等について

鬼丸国綱(邪気祓いの守護刀)・・・山城国{京都府南部)の刀匠・粟田口国綱による、鎌倉時代の傑作。持ち主は鎌倉幕府初代執権・北条時政であったとも、五代執権時頼であったとも伝えられる。時政は夜毎小鬼が夢に現れ、悪夢に悩まされていた時、時政の枕元に一人の老人が現れて「私は粟田口国綱の太刀の化身である。小鬼を退治したいが錆ついており、鞘~出ることができない」という。翌朝国綱を手入れし抜き身のまま立てかけておいた。その夜突然国綱の太刀が倒れ、そばにあった火鉢のの台座にかたどられた小鬼の像の首を斬り落としたのである。その後小鬼は現れず、時政は体調を取り戻した。この国綱の太刀は「鬼丸」と名付けられ、邪気を祓う宝刀として大切にされた。現在は皇室御物として、宮内庁が所蔵している。

三日月宗近・・・平安時代に活躍した山城国の刀匠・三条宗近の太刀。11世紀から12世紀の作とするのが一般てきである。刃文を光にかざすと、刃縁に三日月のもようが浮き上がり「三日月宗近」の由来となった。天下五剣の中でも、最も美しい日本刀といわれている。足利将軍家の家宝として継承され、豊臣秀吉に伝わり、秀吉の正室北政所(高台院)が所蔵していた。北政所がなくなると、遺物として徳川秀忠に贈られ、徳川家の家宝として伝わる。現在は国宝に指定され、東京国立博物館が所蔵している。

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