「頓珍漢」の意味するものは

「とんちんかん」は間の抜けたことをする人や間の抜けたことを言うような人を表しております。「とんちんかん」の言葉が生まれたのは、刀を作る鍛冶屋(かじや)であったといわれております。日本刀を作る鍛冶屋で刀を打つ槌の音が揃わないと「とんちんかん」という音がすることから、間の抜けた様であるというような意味合いとして、「とんちんかん」という言葉が生まれたと言われております。「とんちんかん」とは現在に生まれた流行り言葉のような音の響きでありますが、日本刀などが作られた時代から使われていた古くからの言葉であったようです。漢字で書きますと「頓珍漢」と書きますが、なかなか漢字で「とんちんかん」と書く機会はありませんので、このような文字を見かけてもまさか「とんちんかん」を表しているとは気づきにくいものですので、さらに滑稽な様に感じられます。日本語のなかには、鍛冶屋から生まれたものが数多くありますので皆さんも探してみると思わぬ発見があるかもしれません。

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