日本刀の本物と偽物の見分け方

多くの骨董品や古美術品がそうであるように、日本刀においても偽物が多く出回っています。そこで、本物とそうでないものを見分け方についてですが、まずは鑑定書があるかどうかを確認しましょう。公益財団法人日本美術刀剣保存協会によって発行された「保存刀剣鑑定書」、もしくはその上位の鑑定書があれば、基本的には本物であると見分けられます。
また、銘の文字の刻まれ方も重要なポイントです。名刀であればあるほど刀工が自身の銘を刻むものですが、偽物の場合は当然ながら本物を真似して別の誰かが銘を刻むこととなります。その場合、実物と全く同じ銘になることはありません。刻まれ方が綺麗でなかったり、バランスや線が整っていなかったりと、本物と違った個性や特徴がないかを確認しましょう。もちろん銘以外にも、鑢目や鑢目なども本物と違った特徴がないかを見分ける上で役立ちます。

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