大般若長光の日本刀

鎌倉時代の刀匠・備前長船長光の代表作。足利将軍家から織田信長、徳川家康を巡り、その後も転々として、明治・大正・昭和の政治家・伊東巳代治へ。現在は、 国宝に指定され、東京国立博物館が所蔵している。 身幅広く、反り高く、派手で豪壮な姿は目立つ存在だった。ゆえに、人気も高く、足利氏の重宝だったころ、600貫という代付(参考価格)が付けられた。現在でいうとおよそ3000万円。有名な刀匠の作品でも100貫ほどだったというから、 大般若長光に付けられた価値は破格である。 ちなみに、「大般若」の異名は、その600貫とからなる経典を掛けて付けられた号である。